2021年06月17日

『いのちの停車場』読了

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著者:南 杏子

発行:褐カ冬舎


NHKテレビを見て初めて著者のことを知りました。

著者は女子大を卒業後、出版社勤務、結婚・出産を経て38歳で医師となり、

55歳で小説家デビュー、医師として小説家としても脚光を浴びている女性です。


彼女のいくつになっても挑戦する生き方に深く熱い感動を覚え、

さっそく書店に行きこの本を手に取りました。


物語の主人公・白石咲和子(62歳)は、救急医キャリア38年、

東京の救命救急センターの女性医師。

ある夜勤の日に起きた小さなミスの責任を取って辞め、生まれ故郷の金沢に戻ります。


実家には87歳になる元精神内科医の父が居り、

咲和子が幼馴染が所長をする在宅専門の「まほろば診療所」を手伝う中で、

いくつかのストーリーが展開していきます。父の臨終の場面では、

安楽死を頼まれた主人公の息づかいが伝わってくるようでした。


誰の身にも訪れる死の迎え方を考えさせられます。

今年の4月、私が共に勉強し大変お世話になった名古屋市の工務店の社長が、

5月中旬には鹿児島県の瓦屋とリフォーム業を営む社長が他界しました。

共に50代。大変に残念です。悔しいです。

同年代の経営者にとっては我が身につまされる訃報でありました。


私も死について向き合った時がありました。

死生観と仕事。ただ死に怯えるのではなく、今を必死に生きることが私の仕事と思っています。

コロナ禍の今、当たり前の幸せと生命あることに心から感謝する気持ちが何度もこみ上げてくる小説でした。

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posted by アクアプラス社長日記BLOG at 10:56 | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする